rice is nice.

日々の生活の色々

わかりやすいプレゼン(研究発表)のコツとは(個人的備忘録を兼ねて)

一昨年の卒論発表から始まりいくつか研究発表をしてきて、また修論作成の時期に差し掛かってきて、プレゼンの難しさと重要さを改めてひしひしと感じています。ぶんたんです。

プレゼンの難しさを常に感じてはいるものの、繰り返し発表練習をさせてもらって他人に指摘してもらったり、
上手い人のプレゼンを見る機会を得られたりして、少しずつコツのようなものを掴みつつあります。

それを忘れないために(思い出すために)もまとめてみますが、もし少しでも読んでくださった方の役にも立つことができれば幸いです。

もしもいい方法とかアドバイスとかあれば教えてもらえると嬉しいです!

 

ストーリーの骨格を決める

まず自分が最近心がけているのは「どうして(背景・理由)何をやったか」ということを超簡潔に一言二言にまとめて

そしてそれをプレゼン序盤(スライド本編1枚目とか2枚目)に示しておく、ということです。

例えば、「今回こんな研究背景があってその中のこの問題を解決するために、こんなことをしました」といった風にです。

これは話の骨格というか、背骨のようなものです。

「研究背景はこうで〜〜。そしてそれに対して既存のこういうものがあって、それは詳しく説明するとこういうもので〜〜」とどんどん話が展開していき、

どこまでが必要な事前知識として説明されたもので、どこからが話者のやったことなのかもよくわからないということがしばしば起こります。

そのため「これから話すことの目的はこれ、そのためにこれをやった。」と先に簡単に述べておくと、聴衆はどういう話が始まるのかということがわかるのである程度聞く準備ができます。

この骨格を最初に示した後は、持ち時間に応じて骨格に肉付けしたものを順に説明していきます。

 

また研究背景・目的の部分は最もおざなりにしてはいけない部分であると思います。

なぜなら、ここで今回何のためにその研究をやっているのかということが相手に伝わっていなければそのあとの説明は全く頭に入らないからです。 

例えば「字を綺麗に書く装置」を作ったとします。

そしてその装置の構造や理論、結果こんなに綺麗に書けました!ときっちり説明したとして、

『「字が綺麗」=「利点、目的、良いこと」』という前提が聴衆側と共有されていなければ、

「字が綺麗に書けるんだ。で?」という事になってしまいかねません。

…例が下手だったかもしれませんが、特に研究分野が異なる人に説明するとき(卒論発表やいろんな分野が集まる研究会などにおいて)、

この『自分達が常識的に持っている前提が相手にはない』という問題はしばしばおこります。

そこで、「こういうときにこうなってしまうと困ります。なので◯◯であることは利点(or問題)なんです。」と聴衆と前提を共有しておく必要があります。

その状態を作れば、聴衆はその後の説明を聞くときに「なるほど確かにそれならあの利点が出せるなぁ」などと説明がしっくり理解しやすくなります。

 

スライド(プレゼン資料)作成

先ほどの骨格のパーツごとに、全てを取りこぼさないように気をつけてスライドを作ります。例えば背景、方法、結果、など。

伝えたいことの重さや、説明の複雑さに応じて、持ち時間と相談しながら枚数を増やしていきます。

スライドのレイアウトについては基本的に次の森重さんのプレゼン資料の作り方を参考にさせていただいています。

www.slideshare.net


超わかりやすいのでおすすめです。

スライドがスマートでわかりやすいことはプレゼンのわかりやすさに直結すると考えています。

基本的にはプレゼンは口頭での説明が主役、スライドは言葉だけではわかりづらいところを補助する名脇役である必要があります。先の章で組み立てた流れに則って、必要と思われるスライドを作っていきます。

しかし、ここでいきなり完璧なものを作る必要はありません。

作ったスライドとともに口頭で説明してみるとスライドの修正点はわんさか出てきます。

なので第一版はざっくり作り、口頭説明の作成と同時にどんどんブラッシュアップしていく形が良いかと思います。


また、スライド作成で自分が最も気をつけないといけないと感じていることは、口頭で触れない図を入れてはいけないということです。

特に与えられたプレゼン時間が短い時や研究背景などのスライドで起こりがちですが、

「例をいくつか図で載せておけばわかりやすくなるだろう」という状態です。

聞いている側からすれば「ん?あの図はどういう意味だろう?」「今の話とどういう関係があるんだろう?」と不必要に疑問が生まれてしまう原因になります。

そして「こういう意味かな、それとも…」とモヤモヤしているうちに話がどんどん進んでいき、気づけば話の流れから取り残されてしまうのです。

説明する言葉を減らすために図で視覚的に補助することはあっても、全くの説明なしに視覚だけで理解させようとすることは避けるべきです。


細かなスピーチ、セリフ(口頭で述べること) の組み立て

個人的な意見ですが、原稿は作らない派です。

なので一言で言うと口頭説明のセリフは単独で組み立てることはしません。

 

原稿の読み上げになってしまうと聞いている側は不思議と頭に入ってこないのです。

その原因は原稿を先に作ってしまうと、原稿を一字一句間違えずに話すことに注力してしまい、

聴衆の反応を見ずに、サラサラと進んでいってしまいがちだということにあるのかもしれません。

あと、個人的には記憶力が悪いので暗記が単に苦手だというのも原稿を作らない理由の一つです。

原稿先にありきでもそれを感じさせないくらい感情を込めて?話せば別かもしれませんが…

 

原稿を作らずとも、先ほど作ったスライドがあります。ここには伝えたいことの要点全てが入っているはずです。

最初に組み立てた骨格を一つも取りこぼさずに伝えられるように意識して、作成したスライドを実際に動かしながら何度も口頭で説明してみします。

この時に「必要な情報を取りこぼしている」「この図だと説明しづらい」「このスライドとスライド間で話がうまく繋がっていない」など、

スライドの修正点がどんどん出てきますのでそれを反映して修正していきます。

スライドの修正点がなくなる頃には口頭説明の言い回しもある程度固まっているはずです。

 

人に練習に付き合ってもらう

実際にプレゼンを聞いてもらい、分かりづらいところを指摘してもらったり、

質疑応答の練習をさせてもらいます。

自分では伝えたはずのところが伝わっていなかったり、誤解が生じていることがあります。

特に質疑応答の練習は純粋に質疑応答そのものの練習になるだけでなく、誤解が発覚することが多いので必ずやりたいところです。

人からの視点も入れてスライドや話し方を修正します。

これで人から見ても分かりやすいプレゼンになったはずです。

 

 

以上が自分のプレゼンの作り方です。

実は最近プレゼンをやっていないので思い出しながら書きましたので抜けもあるかも…
また、今後さらに気づいたことや思い出したこととかがあれば加筆していきたいと思います!